こんにちは。
今回は
普通自動二輪の教習項目「発進と停止」の体験談についてご紹介します。
普通自動二輪 発進手順とコツ
目視確認、発進準備
バイクにまたがれば、すぐに発進していいわけではありません。
発進前の安全確認と発進準備が必要です。
安全確認は目視確認ともいわれます。
目視確認と発進準備の手順は次のとおりです。
目視確認、発進準備の手順
- 後方を確認する
- 前輪ブレーキをかける
- センターを上げる
- バイクにまたぐ
- バックミラーを調整する
- エンジンキーをONにする
- エンジンをかける
- 後方を確認する
- ギアを1速に入れる
順番に説明していきましょう。
step
1後方を確認する
step
2前輪ブレーキをかける
step
3センターを上げる
センターを下げたまま発進すると大事故になるので、上げます。
step
4バイクにまたぐ
step
5バックミラーを調整する
左手で行います。右手は前輪ブレーキをかけるために使っているので。
step
6エンジンキーをONにする
操作パネルのRUNが点灯することを確認します。
step
7エンジンをかける
step
8後方を確認する
step
9ギアを1速に入れる
1速に入れる時はクラッチレバーをしっかり切っている、操作画面のランプでギアがきちんと入ったことを確認します。
1速に入れた後、地面に着く足を右足から左足に切り替えます。
足を入れ替える時、右手で前輪ブレーキはしっかりかけたままであることが大切です。後輪ブレーキがかかっていない状態ですからね。
目視確認、発進準備の手順は以上になります。
ですが、正直、この手順を頭に知識として叩き込んだだけでは、実際の運転時はプチパニックになることが多いです。
この対策として、私は次の教習日までの間、イメージトレーニングを行いました。
効果抜群でした。
教習日当日は驚く程、運転感覚のブランクを感じませんでした。
発進
次に発進する時の手順です。
発進時の手順
- 右側ウィンカーを点灯する
- 後方を確認する
- アクセルの回転数を半クラッチ状態で発進可能なところまで上げる
- 後方を確認する
- 半クラッチにする
- エンジンの回転数をさらにあげ、クラッチレバーを完全に離す
- 発進合図のウィンカーを消灯する
- ギアを1速から2速に速やかに入れる
- スピードにあわせてギアを2速から3速、4速へと入れる
順番に説明していきましょう。
step
1右側ウィンカーを点灯する
step
2後方を確認する
step
3アクセルの回転数を半クラッチ状態で発進可能なところまで上げる
step
4後方を確認する
step
5半クラッチにする
エンジンの回転音が低くなるのはクラッチとチェーンがかみ合い始めたことを示しています。
半クラッチ直後はエンジン回転数が下がるため、当初の回転数を維持するよう、アクセルを少し回し、調整します。
少しづつバイクが前に動き始めます。
step
6エンジンの回転数をさらにあげ、クラッチレバーを完全に離す
step
7発進合図のウィンカーを消灯する
step
8ギアを1速から2速に速やかに入れる
step
9スピードにあわせてギアを2速から3速、4速へと入れる
2速のまま、走ることはまあ、ありません。
トロトロ運転で3速、普通の車の流れの道路であれば、4速以上が普通です。
発進する時の手順は以上になります。
手順を頭に知識として叩き込んだ後は、ひたすら次の教習日まで、イメージトレーニングを行いました。
普通自動二輪 停止手順とコツ
次に停止する時の手順です。
停止時の手順
- ギアを1速まで段階を踏んで落とす
- 左ウィンカーを点灯し、後続車に停止の合図をする
- 左後方を確認後、バイクを左に寄せる
- クラッチを切ったまま、後輪ブレーキをかける
- 前輪ブレーキは停止直前のタイミングでかける
- 停止後、後方を確認しつつ、ギアをニュートラルにいれる
- 左ウィンカーを切る
- エンジンキーをOFFにする
- 後方を確認する
- ゆっくり降車する
- センターを下げる
順番に説明していきましょう。
step
1ギアを1速まで段階を踏んで落とす
停止直前に1速に戻すことが必須かどうか教習所の方針によっても異なります。
2速で停止しても、再発進時に1速であれば問題ないとするところもあります。
教官から、言われたギアで停止しましょう。
言われた手順と違ったことを行うと見極めや卒業検定時の減点対象になりますので。
step
2左ウィンカーを点灯し、後続車に停止の合図をする
step
3左後方を確認後、バイクを左に寄せる
step
4クラッチを切ったまま、後輪ブレーキをかける
停まっている間は、クラッチを切ったまま、後輪ブレーキはかけ続けます。
step
5前輪ブレーキは停止直前のタイミングでかける
step
6停止後、後方を確認しつつ、ギアをニュートラルに入れる
ニュートラルにうまく入らないときは一旦、1速に戻してからやり直すとうまくいくことがあります。
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7センターを下げる
step
8左ウィンカーを切る
降りる前にエンジンは切ります。
郵便配達の人などたまにエンジンをかけたまま止めて、配達する人がいますが、とても危ないですね。
step
9後方を確認する
すり抜けてくる自転車やバイクがいるかもしれませんから。
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10ゆっくり降車する
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11バイクを立てるためにセンターを下げます。
停止する時の手順は以上になります。
手順を頭に知識として叩き込んだ後は、ひたすら次の教習日まで、イメージトレーニングを行いました。
普通自動二輪 発進と停止、私からのワンポイントアドバイス
教習本よりも教習所のルールのほうが合格大切
これから、教官からいろいろ教えてもらっていくことになりますが、たまに教習本と書かれている内容と違う時もあります。
この時は割り切って、教官に言われた内容を優先しましょう。
検定試験で合格かどうか決めるのも教習所の教官ですから^^;
次の教習日までの間、イメージトレーニングを繰り返す
次の教習日まで、日が空くと、せっかく覚えた運転感覚も忘れがちになります。
そのため私は運転感覚を忘れないよう、次の教習日までの間、イメージトレーニングを繰り返していました。
効果は抜群でしたよ。
自宅では、より効果の高いイメージトレーニングを行うために、次のようなことを行っていました。
イメージトレーニングの例
- エンジン音を口で再現する
- 100円ショップで購入したハンドグリップをハンドルレバーがわりにする
- カーブを曲がるイメージのときは体を傾けたり体全体で表現する
- 自転車を利用して一定時間、止まる練習
- YouTubeのバイク教習の動画の視聴
バイクのしくみを理解する
教習中、突然、頭が真っ白になったりなどプチトラブルがあった時でも無意識に機転をきかす能力を高める方法があります。
それは、バイクの動くしくみのイメージを普段から理解しておくことです。
大まかでかまいません。
次のような点を簡単な図でかければ十分です。
押さえたいバイクのしくみ
- エンジンの動力が生みだされるしくみ
- 動力がタイヤに伝わるしくみ
- クラッチやギアの役割
このしくみがイメージできると、次のようなことが感覚的に身につくようになりました。
しくみの理解で身についたこと
- 1速と3速ではエンジン回転数が同じでも進む距離は異なる
- 一番、発進に向いているギアは馬力のある1速。2速でも十分可能だが、教習中は1速で
- 走行中にアクセルを戻すとエンジンブレーキがかかる。車輪がエンジンを回そうとする状態になる
- ウィンカー(方向指示器)はエンジンをかけないと点灯しない。電気系統をONにしただけでは点灯しない
- エンジンの音はエンジンの羽根が回転し、風を切るときに出る音。ガスの燃焼音ではない
- エンジンの回転数(羽根の回転数)が高いほど、速度も速くなる
次回は基本姿勢と基本操作の体験談について「普通自動二輪免許取得、基本姿勢と基本操作」の中でご紹介します。
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普通自動二輪免許取得、ココでつまづくと後でひびく基本姿勢と基本操作
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