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普通自動二輪免許 発進と停止のコツ

2017年10月9日

こんにちは。

今回は
普通自動二輪の教習項目「発進と停止」の体験談についてご紹介します。

普通自動二輪 発進手順とコツ

目視確認、発進準備

バイクにまたがれば、すぐに発進していいわけではありません
発進前の安全確認と発進準備が必要です。
安全確認は目視確認ともいわれます。

目視確認と発進準備の手順は次のとおりです。

目視確認、発進準備の手順

  • 後方を確認する
  • 前輪ブレーキをかける
  • センターを上げる
  • バイクにまたぐ
  • バックミラーを調整する
  • エンジンキーをONにする
  • エンジンをかける
  • 後方を確認する
  • ギアを1速に入れる

順番に説明していきましょう。

step
1
後方を確認する

後方から車が来ていないか確認します。

step
2
前輪ブレーキをかける

バイクが間違っても発進しないように前輪ブレーキの右手レバーをしっかり握ります。

step
3
センターを上げる

センターは自転車のスタンドのバイク版です。
センターを下げたまま発進すると大事故になるので、上げます。

step
4
バイクにまたぐ

バイクにまたがった後、右足ですぐに後輪ブレーキをかけます。

step
5
バックミラーを調整する

後方がよく確認できるようにします。
左手で行います。右手は前輪ブレーキをかけるために使っているので。

step
6
エンジンキーをONにする

左手でキーを回します。右手は前輪ブレーキをかけるために使っているので。
操作パネルのRUNが点灯することを確認します。

step
7
エンジンをかける

左手でクラッチレバーをしっかり切っている、右足で後輪ブレーキをかけていることを再確認してから、右手親指で、スタータスイッチを押してエンジンをかけます。

step
8
後方を確認する

発進する時、後ろから車にひかれることを防ぐためです。

step
9
ギアを1速に入れる

発進する瞬間は一番、馬力がでる1速を使用します。
1速に入れる時はクラッチレバーをしっかり切っている、操作画面のランプでギアがきちんと入ったことを確認します。
1速に入れた後、地面に着く足を右足から左足に切り替えます。
足を入れ替える時、右手で前輪ブレーキはしっかりかけたままであることが大切です。後輪ブレーキがかかっていない状態ですからね。

目視確認、発進準備の手順は以上になります。
ですが、正直、この手順を頭に知識として叩き込んだだけでは、実際の運転時はプチパニックになることが多いです。
この対策として、私は次の教習日までの間、イメージトレーニングを行いました
効果抜群でした。
教習日当日は驚く程、運転感覚のブランクを感じませんでした

発進

次に発進する時の手順です。

発進時の手順

  • 右側ウィンカーを点灯する
  • 後方を確認する
  • アクセルの回転数を半クラッチ状態で発進可能なところまで上げる
  • 後方を確認する
  • 半クラッチにする
  • エンジンの回転数をさらにあげ、クラッチレバーを完全に離す
  • 発進合図のウィンカーを消灯する
  • ギアを1速から2速に速やかに入れる
  • スピードにあわせてギアを2速から3速、4速へと入れる

順番に説明していきましょう。

step
1
右側ウィンカーを点灯する

後続車に発進を合図するためです。

step
2
後方を確認する

後ろから車や自転車が来ていないか確認するためです。

step
3
アクセルの回転数を半クラッチ状態で発進可能なところまで上げる

私が乗っていた教習車ではメータ表示で1000rpm(坂道発進だと2000rpm)ぐらいになるようアクセルを少し手前に回します。

step
4
後方を確認する

後続車が来ていないか確認するためです。

step
5
半クラッチにする

エンジンの回転音が低くなるまで左手のクラッチレバーを少しずつ緩めます。
エンジンの回転音が低くなるのはクラッチとチェーンがかみ合い始めたことを示しています。
半クラッチ直後はエンジン回転数が下がるため、当初の回転数を維持するよう、アクセルを少し回し、調整します。
少しづつバイクが前に動き始めます。

step
6
エンジンの回転数をさらにあげ、クラッチレバーを完全に離す

私が乗っていた教習車ではメータ表示で2000rpm(坂道発進だと3000rpm)が目安でした。

step
7
発進合図のウィンカーを消灯する

もう、発進したので、ウィンカーは必要ありません。

step
8
ギアを1速から2速に速やかに入れる

速度にあったギアを入れるということが基本です。

step
9
スピードにあわせてギアを2速から3速、4速へと入れる

なるべくはやくできるようになりたいですね。
2速のまま、走ることはまあ、ありません。
トロトロ運転で3速、普通の車の流れの道路であれば、4速以上が普通です。

発進する時の手順は以上になります。
手順を頭に知識として叩き込んだ後は、ひたすら次の教習日まで、イメージトレーニングを行いました

普通自動二輪 停止手順とコツ

次に停止する時の手順です。

停止時の手順

  • ギアを1速まで段階を踏んで落とす
  • 左ウィンカーを点灯し、後続車に停止の合図をする
  • 左後方を確認後、バイクを左に寄せる
  • クラッチを切ったまま、後輪ブレーキをかける
  • 前輪ブレーキは停止直前のタイミングでかける
  • 停止後、後方を確認しつつ、ギアをニュートラルにいれる
  • 左ウィンカーを切る
  • エンジンキーをOFFにする
  • 後方を確認する
  • ゆっくり降車する
  • センターを下げる

順番に説明していきましょう。

step
1
ギアを1速まで段階を踏んで落とす

後輪ブレーキで減速しつつ、速度にあわせてギアを落としていきます
停止直前に1速に戻すことが必須かどうか教習所の方針によっても異なります。
2速で停止しても、再発進時に1速であれば問題ないとするところもあります。
教官から、言われたギアで停止しましょう。
言われた手順と違ったことを行うと見極めや卒業検定時の減点対象になりますので。

step
2
左ウィンカーを点灯し、後続車に停止の合図をする

後ろからくる車にこれからとまるよーという合図します。

step
3
左後方を確認後、バイクを左に寄せる

自転車やすり抜けのバイクが割り込んでこないように左に寄せます。

step
4
クラッチを切ったまま、後輪ブレーキをかける

クラッチが入れたままブレーキをかけるとエンストするので、クラッチを切ります。
停まっている間は、クラッチを切ったまま、後輪ブレーキはかけ続けます。

step
5
前輪ブレーキは停止直前のタイミングでかける

前輪ブレーキは最後の停止の直前で気持ち、ギュッとしぼる感じで十分です。

step
6
停止後、後方を確認しつつ、ギアをニュートラルに入れる

エンジンがかかっていても発進しないようギアをギアをニュートラルに入れます。
ニュートラルにうまく入らないときは一旦、1速に戻してからやり直すとうまくいくことがあります。

step
7
センターを下げる

停車したので、ウィンカーは必要ありません。

step
8
左ウィンカーを切る

エンジンキーをOFFにする
降りる前にエンジンは切ります。
郵便配達の人などたまにエンジンをかけたまま止めて、配達する人がいますが、とても危ないですね。

step
9
後方を確認する

降りる前に後ろから車が来ていないか確認しましょう。
すり抜けてくる自転車やバイクがいるかもしれませんから。

step
10
ゆっくり降車する

バイクが前に滑らないよう、前輪ブレーキをかけながら、降ります。

step
11
バイクを立てるためにセンターを下げます。

停止する時の手順は以上になります。
手順を頭に知識として叩き込んだ後は、ひたすら次の教習日まで、イメージトレーニングを行いました

普通自動二輪 発進と停止、私からのワンポイントアドバイス

教習本よりも教習所のルールのほうが合格大切

これから、教官からいろいろ教えてもらっていくことになりますが、たまに教習本と書かれている内容と違う時もあります。
この時は割り切って、教官に言われた内容を優先しましょう。
検定試験で合格かどうか決めるのも教習所の教官ですから^^;

次の教習日までの間、イメージトレーニングを繰り返す

次の教習日まで、日が空くと、せっかく覚えた運転感覚も忘れがちになります。
そのため私は運転感覚を忘れないよう、次の教習日までの間、イメージトレーニングを繰り返していました
効果は抜群でしたよ。

自宅では、より効果の高いイメージトレーニングを行うために、次のようなことを行っていました。

イメージトレーニングの例

  • エンジン音を口で再現する
  • 100円ショップで購入したハンドグリップをハンドルレバーがわりにする
  • カーブを曲がるイメージのときは体を傾けたり体全体で表現する
  • 自転車を利用して一定時間、止まる練習
  • YouTubeのバイク教習の動画の視聴

バイクのしくみを理解する

教習中、突然、頭が真っ白になったりなどプチトラブルがあった時でも無意識に機転をきかす能力を高める方法があります。
それは、バイクの動くしくみのイメージを普段から理解しておくことです。
大まかでかまいません。
次のような点を簡単な図でかければ十分です。

押さえたいバイクのしくみ

  • エンジンの動力が生みだされるしくみ
  • 動力がタイヤに伝わるしくみ
  • クラッチやギアの役割

このしくみがイメージできると、次のようなことが感覚的に身につくようになりました。

しくみの理解で身についたこと

  • 1速と3速ではエンジン回転数が同じでも進む距離は異なる
  • 一番、発進に向いているギアは馬力のある1速。2速でも十分可能だが、教習中は1速で
  • 走行中にアクセルを戻すとエンジンブレーキがかかる。車輪がエンジンを回そうとする状態になる
  • ウィンカー(方向指示器)はエンジンをかけないと点灯しない。電気系統をONにしただけでは点灯しない
  • エンジンの音はエンジンの羽根が回転し、風を切るときに出る音。ガスの燃焼音ではない
  • エンジンの回転数(羽根の回転数)が高いほど、速度も速くなる

次回は基本姿勢と基本操作の体験談について「普通自動二輪免許取得、基本姿勢と基本操作」の中でご紹介します。

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