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普通自動二輪免許取得、坂道発進のコツ

2017年10月24日

こんにちは。

今回は
普通自動二輪の教習項目「坂道発進・停止」の体験談についてご紹介します。

坂道発進・停止の教習では、平坦な道路から坂道に突入し、坂道の真ん中付近で一時停止、その後、再発進という練習を行います。

本記事では次のような流れで進めていきます。

  • 上り坂途中での停止
  • 上り坂の途中からの発進
  • 下り坂での発進と停止

普通自動二輪の坂道発進、上り坂途中での停止

最初に上り坂の真ん中あたりで停止します。

私が教官から教わった上り坂での停止手順をご紹介します。

上り坂での停止手順

  • 停止の合図
  • クラッチを完全に切り、停止位置付近まで惰性で走行する
  • 1速にギアを入れる
  • 停まる寸前で前輪及び後輪ブレーキを全力でかける
  • 停まっている間は前輪及び後輪ブレーキをしっかりかけ続ける

停止の合図
左ウィンカーを点灯をします。
教習所によっては必要ない場合がありますので、その時は教えられた手順を優先してください。

クラッチを完全に切り、停止位置付近まで惰性で走行する
速度の微妙な調整は後輪ブレーキを使用します。
クラッチを切っているのでエンストの心配はいりません。

1速にギアを入れる
坂道から再び発進する時は1速でないと厳しいですからね。

停まる寸前で前輪及び後輪ブレーキを全力でかける
逆走したら危ないですからね。

停まっている間は前輪及び後輪ブレーキをしっかりかけ続ける
逆走しないように注意しましょう。

普通自動二輪の坂道発進、上り坂の途中からの発進

上り坂で停まった所から再び発進し、下り坂の途中で一時停止します。

ここは逆走する心配からパニックになるとエンストを起こしやすいです。

私が教官から教わった上り坂での発進手順をご紹介します。

平地の時よりエンジンの回転数を上げるなど逆走しないための対応が必要になります。

ちなみに平地での発進手順が心配な方は次の記事で復習してくださいね。
発進と停止~40代普通自動二輪免許取得

上り坂からの発進手順<

  • クラッチを切る、後輪ブレーキがかかっていることを確認
  • ギアが一速に入っていることを確認
  • バックミラーで後方を確認
  • 右ウィンカーを点灯
  • 視で後方を確認
  • 目視で後方を確認
  • アクセルを回した後、半クラッチにする
  • 半クラッチを維持したまま後輪ブレーキを少しづつ緩める
  • クラッチを接続する
  • バイクが前に動きだしたら、後輪ブレーキを完全に離す
  • 発進後、すみやかに2速に入れる
  • 右ウィンカーを消す

クラッチを切る、後輪ブレーキがかかっていることを確認
平地と同じくクラッチを切ります。
ただ、平地と違って後輪ブレーキを中途半端だと滑り落ちてしまうので注意してくださいね。

ギアが一速に入っていることを確認します。
入っていなければ、一速に入れておきましょう。
坂道発進の時は一番馬力がある1速が必要です。

バックミラーで後方を確認
平地と同じく、バックミラーで安全確認です。

右ウィンカーを点灯
平地と同じく発進の合図です。

目視で後方を確認
平地と同じく、目で安全確認です。

アクセルを回した後、半クラッチにする
エンジンの回転数を半クラッチ状態でちょうど、進まず、すべり落ちずといった絶妙なところまで上げます。
私が乗っていた教習車、CB400 SFではタコメータ表示で2000rpmぐらいが目安でした。
平地だと1000rpmだったので約2倍、回転が必要ということですね。
ただ、こうした数字に関係なく半クラッチになったかどうかわかる方法があります。
半クラッチになるとエンジン音が極端に静かになります。
エンジン音が静かなるのはギアの力によってエンジンの回転数が下がったことためです。

半クラッチを維持したまま後輪ブレーキを少しづつ緩める
半クラッチ状態ではエンジンの回転数が下がっているので、クラッチを接続するとエンストする可能性が高いです。

クラッチを接続する
アクセルを回し、エンジンの回転数を上げて、クラッチを接続する。

バイクが前に動きだしたら、後輪ブレーキを完全に離す
バイクが前に動きだしたら、後輪ブレーキは必要ありません。
逆に後輪ブレーキを緩めるのを忘れるとエンストします。

発進後、すみやかに2速に入れる
平地と同じく1速は発進用なので、すぐに2速に切り替えます。

右ウィンカーを消す
発進したので、合図の右ウィンカーを消します。

普通自動二輪の坂道発進、下り坂での発進と停止

下り坂で停まった所から再び発進して最後に一時停止します。

下り坂は前に進むためにエンジンが必要ありません!笑

クラッチを切断するだけでバイクの重さで前に進むため、下り坂での発進と停止は上り坂より簡単です。

私が教官から教わった下り坂での発進と停止の手順をご紹介します。

下り坂での発進と停止

  • クラッチを完全に切って、アクセルを完全に戻す
  • 速度調整は後輪ブレーキを利用
  • 停止時は前輪ブレーキと後輪ブレーキを全力でかける

クラッチを完全に切って、アクセルを完全に戻す
クラッチを完全に切るとバイクの重さで自然に前に進みます。
エンジンは必要ないので、アクセルを完全に戻します。

速度調整は後輪ブレーキを利用
速度調整は後輪ブレーキを利用します。
クラッチを完全に切っているので、後輪ブレーキを強くかけてもエンストの心配はありません。

停止時は前輪ブレーキと後輪ブレーキを全力でかける
坂道を降りたところで、一時停止する時、前輪ブレーキと後輪ブレーキを使って、確実に停止するようにします。
中途半端だと横断する他の自動車やバイクと衝突する危険がありますから。

普通自動二輪の坂道発進は普段のイメトレが大切

坂道での発進と停止で一番、難しいところは上り坂での発進です。

平地と違って、逆走しないためのアクセルと後輪ブレーキのハンドリングが必要なので、私も苦労しました^^;

他の記事でもおすすめしているんですが、難しい課題は日々のイメージトレーニングがとても効果的です。

坂道の発進でしたら、"エア"アクセルをまわしつつ、エンジン音を口で再現したりするだけでも、次回の教習時の感覚は全然違います。

次回はクランクコース走行教習時の体験談について「普通自動二輪免許取得、クランクコース攻略のコツ」の中でご紹介します。

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