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フリーランスが支払う年金や保険料

2019年4月28日

こんにちは。

最近、ノマドワーカーという言葉をよく耳にしますね。
場所を選ばず、パソコン一つで自由に仕事を行う人たちのことで、このような働き方の人気は広がっています。
時代の流れですねー^^

私が就活していた頃は終身雇用が当たりの時代で一つの会社で決まった人生を送っていくんだろうなーと思っていまいた。
しかし、その後、幸か不幸か、何回か転職し、体を壊し、途中、休職してしまったりと今更ながら、自分は会社勤めにはあっていないなーと思っています。

と同時にノマドワーカー、いわゆるフリーランスといった働き方は本来の自分を取り戻す理想の働き方かなーとも思うことがあります。

おそらく、私だけでなく、フリーランスといった働き方に憧れる方も多いのではないかと思っています。

ですが現実に目を向けるとフリーランスになることはそう簡単ではありません。
フリーランスといっても税金や年金・保険といった社会保険に入る義務はなくなりません。
食べていける程度、稼げればいいやというわけにはいかないのです。

そこで、今回、税金よりもしくみがわかりずらいという声が多いフリーランスの年金・保険及びその費用について取り上げてみたいと思います。

フリーランスの年金や保険の概要

フリーランスの人は基本的に次の社会保険に入る必要があります。

  • 国民年金
  • 国民健康保険
  • 介護保険 ※40歳以上

会社員ではないので、厚生年金保険、雇用保険は必要ありません。

次に実際、これら年金や保険に月々、いくら払わなければならいのかみていきましょう。

フリーランスのための国民年金、国民健康保険、介護保険の月額費用

フリーランスの人が入る必要がある社会保険の月々の費用はズバリ、次のような感じとなっております。

フリーランスの年金・保険の月額費用
(平成29年度〜平成31年度の平均値)
種類 費用 補足
国民年金 16,410円(平成31年度) 保険料は毎年、見直され、変わる。(最新情報は日本年金機構のホームページで案内)
国民健康保険 25,443円(年収400万円、青森県八戸市在住の場合)
13,853円(年収200万円、大阪市在住の場合)
26,813円(年収400万円、大阪市在住の場合)
住んでいる市区町村や前年の収入(所得)によって異なる。
介護保険 5,882円(年収400万円、青森県八戸市在住の場合)
3,435円(年収200万円、大阪市在住の場合)
6,651円(年収400万円、大阪市在住の場合)
40歳になった月(正確には40歳の誕生日の前日)から支払う必要がある。
国民健康保険料に上乗せして請求される。
住んでいる市区町村や前年の収入(所得)によって異なる。

保険料は国民年金は、全国共通ですが、国民健康保険と介護保険は前年の収入(所得)や住んでいる市区町村によって上下していますね。
ちなみに国民健康保険と介護保険料も国民年金同様、毎年、若干上下しますので、最新の情報はお住まいの市区町村のホームページや窓口で確認してくださいm(_ _)m

次に参考として、少ないですが、フリーランスでも国民健康保険以外の健康保険に入れる場合があります。
入れた場合のメリットとしては保険料が安くなる場合があります。

(参考)フリーランスが国民健康保険以外の保険に入れるケース

フリーランス向け国民健康保険組合への加入

フリーランスや個人事業主が基本的に加入する国民健康保険は会社員が入る健康保険組合と比べて補償面でどうしても劣ってしまいます。

できれば、フリーランスといっても健康保険組合に入れるのなら入りたいというのが本音ですよね。

実はフリーランスの職種によっては「国民健康保険組合」に加入できる場合があります。
国民健康保険組合は業界・業種ごとに組織された互助会的な健康保険組合のことを指します。

保険料も国民健康保険と比べてかなり割安なようです。
しかし、数は多くありませんので、あればラッキーという感じでしょう。

探す方法としては"職種"と"国民健康保険組合"でインターネット検索してみましょう。

自分の職種とマッチしそうな国民健康保険組合が見つかれば、各組合に自分が条件に該当するかどうか積極的に問い合わせてみましょう^^

IT関連のフリーランスの場合は、「文芸美術国民健康保険組合」に加入できるかもしれないとのうわさもあります。

健康保険組合の任意継続保険制度の利用

直前まで会社勤めだった方であれば、その会社の健康保険組合の資格喪失日(退職日の翌日)から20日以内に任意継続の手続きをすれば、最大2年間、同健康保険組合への加入期間を最大2年間、延長することができます。

ただ、任意継続するのがお得かというと一概にはいえません
会社に勤めていた時は半分の保険料を会社が負担してくれていましたが、今度からは自分で全額、負担しなければならないからです。

なので、任意継続するかどうかの判断は直近の給与明細の健康保険料を2倍した金額が国民健康保険料よりも安いかどうかが判断基準になりますね。

フリーランスの年金や保険料は市区町村によって異なるが、サラリーマンより平均的に高め

今回、フリーランスの年金・健康保険の費用について取り上げてみました。

思っていたよりも高いという印象を持たれたのではないでしょうか。

例えば、大阪市で年収400万円の場合は年金、健康保険、介護保険、すべてあわせて、月々、約5万円です。
年間にすると60万円ですね^^;

定期的な出費は避けられません。

ノマドワーカーなどのフリーランスへの夢への計画に本記事が少しでも役にたてば、幸いです^^

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