簿記検定

【商業簿記】リースと割賦購入、手形と小切手の違い

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お疲れ様です。
簿記の学習は進んでいますか^^

簿記の勉強をしていると、ある程度、理解は深まってきたけど、時折、小さなギモン、プチ疑問にあたる時がありませんか。
勉強すればするほどわからないことが増えていく。

今回、第1弾として、私が経験した商業簿記のプチ疑問について紹介したいと思います。

今回の題目は次のようになります。

  • 割賦購入とファイナンスリース取引の利息分の仕訳方法の違い
  • 手形と小切手の意味の違い

リース取引と割賦購入利息分の仕訳方法の違い

割賦購入とファイナンスリース取引(利子抜き法)間の契約時の利息分の仕訳方法が異なるのですが、その理由についてもう解決されましたか?
まだでしたら、一緒に確認していきましょう。

まずは、どう異なるのか実際の問題をとおして、みてみましょう。

最初に割賦購入時の利息分の仕訳について

【割賦購入時の利息分の仕訳問題例】
備品60,000円を3ヶ月分の分割払い(月々の支払額は21,000円)の契約で購入した。
この時の仕訳を行いなさい。

解答です。

借方科目 金  額 貸方科目 金  額
備品 60,000 未払金 63,000
前払利息 3,000

割賦購入時の利息分は前払利息(資産勘定)で一旦、計上していますね。
なお、その後、利息分を支払った時は前払利息(資産勘定)を支払利息(費用勘定)に振り替えます。

次にリース契約時の利息分の仕訳について

【ファイナンスリース契約(利子抜き法)の利息分の仕訳問題例】
当期の4月1日に備品のリース契約を年間のリース料21,000円(毎年3月末日払い)、期間3年の条件で契約した。
リース料の総額は63,000円、現金で購入した場合の価格は60,000円である。
契約時の処理について、利子抜き法で仕訳を行いなさい。

解答です。

借方科目 金  額 貸方科目 金  額
リース資産 60,000 リース債務 60,000

ファイナンスリース契約時、利子抜き法の仕訳では利息分は計上されてません。
割賦購入では計上していましたよね。不思議ですね。

なお計上されなかった利息分は実際に支払った時に支払利息(費用)で計上します。

割賦購入では利息分は前払利息(資産勘定)で計上するのに、ファイナンスリース契約(利子抜き法)では計上しない。
おかしな話と思いませんか^^

理由ですが、
割賦購入とファイナンスリース契約はそもそも全く別物。
リース取引を行うものは「リース取引に関する会計基準」を遵守する必要があり、そこで決められたリース取引に関する仕訳方法以外は認められていないから。

ということです。
割賦購入にはファイナンスリース契約の会計基準なるものが存在しないというのも根拠の一つという意見もあります。

リース取引は独自の基準があるおかげで従来の仕訳方法が使えないということですね。
独自の基準をつくれば、従来の仕訳方法を変えてもいいのかと思ってしまいますが、そこはそういうものと割り切るしかないですね。

手形と小切手の意味の違い

商業簿記の仕訳では"てっぱん"の手形と小切手。
「手形を振り出した。」
「手形で受け取った。」
「小切手を振り出した。」
「小切手で受け取った。」

どうして私がこれが気になったかといいますと、いずれも不渡りのリスクがある当座預金を利用している。
なのに受け取り時の小切手は現金扱い
普段、経理の仕事をしたことがない自分としては、この両者の違いがいまいちイメージできませんでした。
「こんなん常識や!」
という方は読み飛ばしてもらってくださいm(_ _)m

まずは、簿記3級の問題でも頻出の手形と小切手の仕訳問題の例をとおして、仕訳方法の違いをまず確認しましょう。

最初に手形の仕訳について

【手形の仕訳問題例1】
A商店は、B商店から商品500円を仕入れ、約束手形を振り出した。
A商店の仕訳を行いなさい。

解答です。

借方科目 金  額 貸方科目 金  額
仕入 500 支払手形 500
【手形の仕訳問題例2】
上の取引きのB商店の仕訳を行いなさい。

解答です。

借方科目 金  額 貸方科目 金  額
受取手形 500 売上 500

次に小切手の仕訳について

【小切手の仕訳問題例1】
A商店は、B商店から商品500円を仕入れ、小切手を振り出した。
A商店の仕訳を行いなさい。

解答です。

借方科目 金  額 貸方科目 金  額
仕入 500 当座預金 500
【小切手の仕訳問題例2】
上の取引きのB商店の仕訳を行いなさい。

解答です。

借方科目 金  額 貸方科目 金  額
現金 500 売上 500

はい、
手形の仕訳では専用の勘定科目(支払手形や受取手形)が使われているものの、当座預金を利用していることはイメージできます。
小切手の仕訳では支払い時はダイレクトに当座預金勘定を利用しています。
ただ、受取り時は現金勘定。
最初の頃は悩みました。
「現金じゃなくて、当座預金でないの?」
もちろん間違っていますが^^;

これを理解するには手形と小切手の支払日の違いを理解するとわかりやすいです。

【手形と小切手の支払日の違い】

  • 手形は、銀行などに提示しても一定の期間、現金化できません。
  • 小切手の場合、銀行などに提示すればすぐに現金化できます。

小切手はすぐに現金化できるので、現金と同じと考えてもよいということが理解いただけるかと思います。
逆に手形は一定期間、現金化できない、振り出し側としてはその間、支払いを待ってもらえるという特徴があります。
同じ金額でもいただけるなら、手形よりも確実に手に入る小切手がよいですね(笑)

最後に

今回、第1弾として、私が経験した商業簿記のプチ疑問について紹介しました。

簿記の勉強すればするほどわからないことが出てきますよね。
その事はいい方向に向かっている証しだと思っています^^
成長したことで見える景色(プチ疑問)。

第2弾もお届けしたいと思います。
それでは。

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